7月31日の日記

2006年7月31日
みなさんとゲド戦記見てきました。
X−MENのファイナルが見にいきたくなりました。以上…
とは言わないでたまには真面目な感想でも書こうかな。

原作を知っている人間から言わせてもらうと、これはゲド戦記ではまったくない感じ。原作のブレイブストーリーとバンチ漫画の新説ブレイブストーリーより違うかもしれないぐらい。

原作だと
1部 少年期 ゲドが自分自身の在りようを理解することにより、影を克服する
2部 青年期〜壮年期 地下迷宮で異教の巫女と出会う
3部以降〜 ゲドの弟子が出てきたり、敵に言葉で操られたりする。テーマは人間賛歌

ってなってるんだけど映画はそれら全てを二時間にぶち込んでたりする。原作のいいところを無節操に組み合わせた感じ。でもぶっちゃけつまんねえ、おいしいものを混ぜても美味しくなるとはかぎらないっていう例なのかな?ラーメンにケーキとジュースをぶち込むようなものかな?

ストーリー以外にもミクスチャーされてるのがキャラクターで、なぜか少年期のゲドと壮年期のゲドを別々のキャラクターにして同時に登場させるとかしてる。
役割的には

原作          映画
少年期ゲド       アレン
壮年期ゲド       ハイタカ(ゲド)
異教の巫女       テナー
(なし)        テル(オリジナルっぽい)
ゲドを言葉で縛った敵役 クモ

大体こんな感じで配置されてると思う。ただ、テナーに関しては一部のセリフからこっちが勝手に推察しただけなんで確証はないかも。

あとはゲドの人となりが変わりすぎ、原作のゲドだとけっこうシビアな人格で、助けるのはあくまでも生きて前に進む意志を持った人間のみ、流されるままに生きる人間や生きることを放棄した人間には手を差し伸べてはくれません。
なので映画で狼に襲われて諦めたアレンを助けて一緒に旅まで始めるシーンとかは噴飯もの。原作のゲドなら狼に襲われたアレンは助けないで終幕or助けてもすぐに別れて終幕。
影に関しても原作だと庵みたいなとこに引きこもって悟りを開くような感じで克服したのに、女の子の後押しラブパワーで解決ってのもなんとも。
これ以上叩くのもアレなんで最後に一言。クモ様はアミバ様だった。

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